社員インタビュー

人事の力をさらに磨くースキルとキャリアを高めるグループ内出向

2020.09.30

三菱地所グループの人事業務をサポートするメック・ヒューマンリソース。グループ40社以上の人事業務を、現場にあった解決策で支援しています。そうした人事のプロを求める声はグループ内各社からもあり、2010年頃にはグループ会社への出向がはじまりました。数年を経て帰任し、責任者として活躍する人材も増えている中で、実際に出向を経験した栗山晃と森智大が当時を振り返ります。

出向経験者の多くが「楽しかった」と感想を話す、その理由

▲出向を経験した栗山 晃(写真右)、森 智大(写真左)

メック・ヒューマンリソース(以下、MHR)では2011年に初の出向が行なわれて以来、10数名の社員が三菱地所やグループへの出向を経験しています。

そうした出向が増える中で、毎年実施する異動希望申請にはグループ会社への出向を希望する社員も増えてきました。

栗山

「社内で積める経験はあるものの、出向をすればグループ内とは言え別の会社。これまでの経験を応用して問題解決に取り組まなければいけません。自分がいる場所とはまた別の場所で腕試ししたいという人も多いんです」

そう語るのは、MHRで初期の出向経験者になった栗山です。MHRでの経験を外に出て試し、社内では経験できない課題にも取り組めることは、出向希望者たちのモチベーションを喚起しています。

そのため帰任後の社員は出向を「いい経験ができた。楽しかった」と語ることが少なくありません。そして、MHRでも出向時の経験を生かし、責任者として活躍する社員も育ってきました。

今回MHRで2番目に出向を経験した栗山と、栗山の出向先で後任を務めた森、それぞれの体験を振り返ります。

鮮度の高い情報に触れて、事業展開と密接した人事業務を経験

2004年にMHRへ入社した栗山。MHRで三菱地所投資顧問株式会社(以下、投資顧問)を担当していた経験が買われ、同社のコーポレート部門全般を扱う部署に出向しました。

栗山

「三菱地所で役員も務める投資顧問の社長は人事出身。その社長直々に『人事に詳しい人材がほしい』という要望を受け、適任者として配属されました。そこでの私のミッションはひとつ。投資顧問の内部の人材として、同社の社員を理解したうえで人事制度の見直しに当たることでした」

栗山は一人の担当者として、人事の一般業務に加え、制度の改定や採用活動、海外赴任の人材調整なども行ないます。経営状況を理解するために経営会議にも事務局として出席し、投資顧問の人事制度を本質的に改善する業務に当たりました。

栗山

「さまざまな業務を経験しましたが、やはり出向先の人事担当者として働くことで、ビジネスの根幹に近い場所で経験を積むことができた実感があります」

投資顧問に2年勤めた翌年、栗山は三菱地所の人事部に出向します。人事制度改革がはじまる三菱地所で経験者を求める声が高まった結果です。改革プロジェクトのメンバーとして、役員報酬改革や株式報酬の導入などを推進する業務に着任します。

栗山

「グループの人事業務の共通化や効率化に向けて人事担当だけでなく、総務、経理、ITといったさまざまな人材が集い、コーポレート業務の今後を築くことに取り組んでいたんです。ここでは統合人事システムの導入方針を決め、要件書を作り上げるところまでを担当しました」

この2社での出向経験を振り返ると、苦労した点はありつつも、大きな学びがあったと栗山は語ります。

栗山

「はじめての経験だったこともあり、最初に出向した投資顧問では、社内のシステム環境やルールに慣れることには苦労しました。ですが、どちらの出向先でも、社内の深いところに関わって、鮮度の高い情報に触れながら働けたことがとても充実した経験です。

部長や、ときには経営層からダイレクトに話を聞きつつ仕事を進めていけるので、ビジネスの動きや事業展開に密接した人事業務をできる楽しさを感じました」

MHRではグループ会社の人事業務を担当する中で、各社それぞれのビジネスに直接触れながら業務に当たれる機会もありますが、出向によるこうした経験があったからこそ、帰任したあとの栗山は、三菱地所の価値観をMHRに共有できる人材として、他の社員からの信頼をより一層集めるようになりました。

MEC人事グループや人事ソリューショングループの責任者を務めるほどの成長を手にできたことは、間近で三菱地所のビジネスや現場での判断基準を学んできた賜物なのです。

三菱地所グループ全体を巻き込む、ダイナミックな人事業務を経験

その一方で森は、栗山と入れ替わる形で、三菱地所の人事部に出向します。MHRで三菱地所を担当していた経験から適任者として白羽の矢が立ったのです。森は労務関連業務を中心に、MHRとの橋渡しをする調整役を担い、三菱地所とMHR双方の長所を配属先の人事部で活かす働きをしました。

三菱地所の人事部にはかつてMHRへ出向していた社員も多くいたため、不安もなくすぐに自身の経験を三菱地所で存分に発揮することができたと言います。

「人の部分でスムーズに馴染めたこともあり、最初のころは多少苦労もあった三菱地所の企業文化とも丁寧に向き合うことができました。また、三菱地所人事部の方々から温かく迎え入れてもらえることもでき、仲間だと思ってもらえたことはうれしかったです。ファミリーデイという家族参加のイベントがあり、みなさんと参加したことが印象に残っていますね」

栗山が参加していた人事制度改革プロジェクトの後任として出向した森。プロジェクトの枠組みの精度をより高めることに力を注ぎました。統合人事システムにおいては、システムの具体的な選定にはじまり、グループ各社の間に入り、調整する役割を一手に果たします。

グループ全体で新しい人事制度が軌道に乗るまでに、2年を費やすほどのプロジェクトでした。

「各社や関係各所の話を聞き、折り合いをつけていく。三菱地所には、大きな規模のプロジェクト経験者も多くいたため、そこから学びを得られました。調整する相手の立場に合わせて、どんな進め方をしていけばいいのか、苦労もありましたが成長できる経験でした」

調整役として各社を深く知っていった結果、森はMHR自体を客観的に見る目も養うことができました。MHRでグループ他社の人事業務を担う際にも、三菱地所やグループ各社の人事担当者目線で適切な優先順位をつけ、スピーディーに業務を進める勘所をつかむことにもつながっています。

その結果も相まって、森は栗山から引き継ぎMEC人事グループの責任者を務めるようになりました。

キャリアアップを期待できる出向の魅力と広がる未来

出向を経て、MHRで責任者を担う2人は、グループ内での出向の魅力を個人と会社の両面で評価しています。

栗山

「個人のキャリアにあっては、各社に入って肌で感じた蓄積が大きな糧になりました。それは人事業務の経験が少ない方にとっても大きなものになるはずです。また、グループ各社に人脈を築くことにもつながり、将来につながる利益もあったと思うんです。

またMHRのことを考えた際に、出向を経験していないと、どうしてもコンサルティングをするような関わり方になってしまいます。出向を踏まえることで、人材の開発や教育、人事サービス業務の安定化、そしてリスクマネジメントへの貢献などを含め、もう少し各社のなかに踏み込んで具体的に問題を解決できるソリューション提供をしていけるようにもなるはずです」

「出向によって他社に入って業務に当たった経験のおかげで、MHRに戻ってから担当するグループ各社の業務や社員が何をどう考えて働いているのか、身近に感じられるようになったことは本当に役立っています」

そんなメリットを持つ出向に、これから着く社員は何を意識するべきなのでしょうか。

「個人のキャリアを考えた際に得たい経験を考えておくことはもちろん大切ですし、MHRに帰任したあとも、MHRやグループ会社に対してどんな価値を提供できるようになっているか、考えながら出向先で仕事をすることが望ましいと思います」

栗山

「出向がはじまった初期は、出向先が課題に合わせて必要な人材を求めているので、出向いた先々では活躍を期待される面があったんですね。それがだんだんと出向が根付いてきてから、人材育成や採用強化の観点で出向するケースも増えています。

それでも、出向先では人事のプロが求められています。だから、まだキャリアを積めていない若手だとしても、プロの自覚を持って頑張る覚悟が必要ですね」

もちろん、MHRでの業務はグループ各社に出向した際にも人事のプロとして業務に当たれる力を養えるものになっています。そんなMHRでの経験に自信を持つこと、それが一番大事なことだと2人は口を揃えます。

「私自身はMHRに戻ってからも三菱地所を担当しています。だからこそ出向経験をチームに還元していくことにもっと取り組んでいきたいですね」

栗山

「私はもう一度出向したいとも思っています。MHRで働いてきた期間のなかでも、本当に楽しい経験でした。管理職や部長クラスなど責任のある立場として出向する新しい形をMHRに残したいですね」

「出向」は、小説やドラマではネガティブに扱われがちではありますが、MHRでは今後、兼務出向という枠組みも含めて様々な形で出向機会をつくっていくと言います。そうすることで、人事という立場でグループ会社に共通の価値観や判断基準をもたらすことも狙っています。人事のプロであるMHRは、これからも出向という形を通し、三菱地所やグループ各社に対して、より高質な人事業務サポートを行っていきます。

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